業態候補:ハンバーグ専門店

今の状況下で飲食店を開業するなら、ハンバーグ専門店はどうだろうか。

アルコールの需要が減っている現状で居酒屋業態はリスクが高すぎる。

食事メインの業態が良いだろう。

 

コロナ渦中において、「ラーメン(特に家系が出店ラッシュ)」「焼肉」が強かったのは飲食業界の方々には周知の事実だろう。

参考までに上場企業の「株式会社ギフト」は2020年決算、2021年決算のどちらでも営業利益が出ている。資金力があるなら、こういった好調企業のFC出店も悪い選択肢ではない。

 

しかし、ここでは個人店の出店を想定しているため、FC出店は初期資金が高くなりすぎる。個人で出せる範囲でスタートできること。その上で戦える業態を選んでいく必要がある。

経験上、肉系の業態がいい。肉は外食感が強くでる。外食感が強いということはハレの日利用を獲得でき、ハレの日はマーケットが縮小している状況でも一定の利用は期待できるのである。

 

小さい規模のお店で戦っていくには、味と価格以外の部分でも強烈に差別化していかなければならない。それが肉料理だと作りやすい。調理過程で炎がでる。アツアツの状態で提供できる。いわゆるシズル感の演出がやりやすいのである。

さらにハンバーグはステーキよりも原価のコントロールがしやすい。商品の状態を安定させやすい。先に「味と価格以外の差別化」と言っておいてなんだが、当然ながら「味と価格」を徹底的に磨きこむ必要がある。それがステーキよりもやりやすい、と個人的には考えている。

 

実際、ハンバーグ専門店をやるならどんなことを考える必要があるか。

それは次回以降に書いていこう。